スタッフ紹介
張樹華弁護士は1998年から知的財産権業界に従事し、知識財産権権利行使において豊富な経験を持っている。その得意分野は特許、商標に係る権利行使及び不正競争などであって、知的財産権に係るポートフォリオ戦略、保護及びリスク管理などにおいて優れた洞察力を有し、クライアントに実りあるコンサルティングサービスを提供してきた。
二十数年来、張樹華弁護士チームは数千件の知的財産権の権利行使案件を処理し、数多くの典型的な案件でクライアントの利益を守ることに成功した。
・ある日系企業の代理人として、ベビー用品に関する特許権侵害訴訟において、被告からの一連の無効審判請求に対抗した上で、被告が侵害品を大量に生産・販売している証拠を収集し、侵害の停止と高額の賠償金の支払いとの条件で和解させることに成功した。
・フランスのSEB社の「ACTIFRYドライフライパン」特許権権利行使事件において、展覧会における摘発、税関における差し押さ、行政手続き及び民事訴訟等の方法を通じて、被告の侵害行為を完全に阻止し、400万元以上の賠償を獲得した。同事件はフランス製造業連合会(UNIFAB)から2020年度の優秀事例に入選された。
・ドイツのあるガーデンツール会社を代理して刑事事件付随民事訴訟を勝訴した。同事件は浙江省検察院により2020年度の知識財産権権利保護典型事例に選ばれた。
・あるフランス企業の代理人として、最高人民法院における電気ヘアブラシ特許侵害訴訟の最終審において、明細書および添付図面と合わせて請求項の保護範囲をどのように定義するかについて、先行事例を検索・分析し、合議体の納得・支持を得ることに成功した。
・あるクライアントのために、特許・商標侵害の疑いのある製品の差押えを要請した後、慎重に調査し、各種証拠を収集することで、被疑侵害品の輸出申告を行った会社が、実際には侵害を繰り返したある侵害者に支配されたものであることを証明し、クライアントの利益を守ることに成功した。
・あるフランス企業を代理して勝訴した圧力鍋の特許権侵害訴訟において、請求項の「機能判定」には代表的な意義があり、最高人民法院による「2014年の知的財産権の典型事件50件」に選ばれた。
・広州市中級人民法院で、外国の顧客の特許権侵害訴訟を代理して勝訴した。本件は当該法院の特許の仮処分適用の初めてのケースであった。
・温州市中級人民法院で、米国の顧客の特許権侵害訴訟を代理して勝訴した。本件は訴訟前の仮処分を認めた始めてのケースであった。
・ドイツ顧客のために意匠権の侵害訴訟を勝ち取った案件は中国での初めての色彩意匠権の侵害訴訟であった。
・代理した複数の権利行使事件がQBPCにより年度のベスト10案件に選ばれた。
張樹華弁護士は国内外の専門新聞雑誌等のメディアに多数の論文を発表し、証拠規則の運用、損害賠償の計算、知的財産権紛争の解決、特許権利行使の注意事項及びドメイン名の仲裁などの幅広い業務を扱った。
張樹華弁護士は、その卓越した専門性により、著名な法律雑誌『中国法律と実践』(China Law & Practice)の「中国におけるIP実務の傑出した弁護士」(2015年)、『アジア法律評論』(Asialaw Profiles)の「中国におけるIP実務の傑出した人物」(2016年)、Legal 500の「推薦弁護士」(2016年)、『アジア法律雑誌』(The Asian Legal Business Magazine)「傑出した知的財産権弁護士15名リスト」(2016年)に選出された。なお、張樹華弁護士は2020年から三年連続で『智力知財管理』(IAM)により「特許訴訟分野の傑出した人物」に選出され、2021年にAIPPI中国部の海賊版・模倣品対策委員会の委員に当選した(任期:2021年―2023年)。
教育:
・スタンフォード・ロー・スクール法学修士
・北京大学法学士
・北京大学文学士
役職と資格:
・中国弁護士
・ニューヨーク州弁護士